2024年11月20日 20:21

西日本旅客鉄道(JR西日本)は島根県江津市とともに、12月より「オンデマンド交通・ MaaS実証事業」を開始する。
江津市では、公共交通の縮小、移動手段の不足や人口減少に伴い、住民の生活利便性の低下や観光客の移動制限、地域経済の縮小という課題が発生しており、「移動手段の確保」と「地域の活性化」を同時に達成する新たな取り組みが求められている。そこで、本実証実験を通じて、これらの目的を達成するための課題抽出と新たな解決策の構築に同市と連携して取り組む。
今後ともJR西日本はインフラサービスのプラットフォーマーとして、「持続可能な地域社会の構築に貢献する」ために、地域課題に向き合いながら、地域経済に循環が生まれ成長につながり、将来世代の豊かな暮らしの実現につながる「公共交通に留まらない多様なソリューション」を提案し続け、地域の人々とともに取り組んでいく。
実証事業では、AIオンデマンド交通システムを導入。地元交通事業者による日中のオンデマンド交通(REA社システム)を提供。オンデマンド交通ならびに江津市生活バス車内でのICOCA等交通系ICを含むキャッシュレス決済を促進。オンデマンド交通の予約状況と、デジタルチケットの販売状況等をデータ活用する。実証実験期間は、12月2日~2025年3月末(予定)。
運賃は、片道一人200円。特定料金一人100円。定期料金一人4200円。運行期間は12月2日~2025年2月28日。毎日運行(12月29日~1月4日は運休)。※12月28日迄は無料運行。