2024年11月12日 19:00

ヤマトプロテックは、2024年に開創1150年を迎える火災の被災経験を持つ、世界遺産 醍醐寺へ、自ら消火する革新的な消火剤「K/SMOKE」を、10月30日より納入した。
2019年4月、フランスのノートルダム大聖堂が大規模火災に見舞われ、その被害は世界中に衝撃を与えた。同年10月には日本の首里城が炎に包まれ、貴重な文化財が失われる痛ましい出来事が続いた。このような歴史的建造物への火災リスクは今後も多くの課題を含んでいる。老朽化に加え、木造建築の多い日本においては消防設備のアップデートや防火技術の導入が急務とされている。
「K/SMOKE」はガスとして消火成分のカリウム化合物を放出し、化学反応によって燃焼の連鎖を断ち切って素早く火災を消火する画期的な消火剤。さまざまな形状に変形させることで、あらゆる火災への対応が可能になる。火災の初期段階で自ら消火し、被害の拡大を防ぐことが可能。今回導入を決定された總本山醍醐寺は火災経験を持つ歴史的遺産として、未来にわたり貴重な文化財を守る新たな防火対策として採用した。
ヤマトプロテックは、スプリンクラーなどの従来の消火設備が設置できない場所への「K/SMOKE」の設置を提案している。重要文化財や歴史的資産を守るための新たな防火手法の普及に貢献すべく、日本全国への提供を通じて、文化財保護に寄与していく。詳しくはこちら。