2024年11月07日 09:04

AUTHENTIC JAPANは、奈良県警察と「捜索活動の協力に関する協定」を締結し、11月5日に締結式を行った。

「ココヘリ」は会員に専用の電波を発信する発信機を貸与し、山岳遭難時に受信機を持った民間提携ヘリコプターを始めドローンや民間地上捜索隊を出動させ、発信機と受信機の「直接通信」を用いて登山者の位置を特定することで、捜索時間を大幅に短縮できるサービスとなる。

近年の登山人気の高まりを受け全国的に遭難事故は増加傾向であり、安全対策の必要性は高まり続けている。奈良県内の山岳遭難件数は、警察庁が発表する「令和5年における山岳遭難の概況等」(6月発表)によれば昨年は55件、また「令和6年夏期における山岳遭難の概況」(9月発表)によれば2024年7、8月の2か月間で5件が報告されている。

こうした状況下で、これまでもAUTHENTIC JAPANは奈良県警と協力し捜索・救助にあたってきたが、今回の協定の締結によって、捜索活動時の県警とココヘリ間でのリアルタイムの情報交換が可能となる。登山者が増加する紅葉シーズンを前に、山岳遭難者の捜索時間の短縮、そして登山の安全向上を実現する。

AUTHENTIC JAPANでは今後も、ココヘリ等のソリューションを通じた自治体との協力体制構築を通じ、登山者の安全確保に努めていく。