2024年11月05日 09:48

ロイヤルコーポレーションは、自社が運営するアウトドアサウナブランド「SAUNEA(サウネア)」が、日本初となる建築基準法に適合し、けん引も可能なアウトドアサウナキャビン(小屋)「PIONEERI(ピオネーリ)」を11月11日の「ととのいの日」に発売開始する。
一般的なアウトドアサウナキャビン(バレルサウナなど)は構造上、建築基準法上の「建築物」として扱われないため、建築確認申請が不要となる環境やサイズでしか設置できなかった。特に、住宅密集地など火災の延焼を防ぐ性能が必要となる「防火地域」や「準防火地域」、「法22条/23条地域」では設置そのものが困難だった。
SAUNEAマネージャーの田島さんは、これらの規制の為にアウトドアサウナの設置を断念していた人にもサウナを楽しんでもらいたいと思い、日本全国どこでも対応できるサウナを目指した。今回発表された「PIONEERI」は、有名サウナ施設のプロデュースで培ってきた品質を保ちつつ、けん引用シャーシに載せたまま「車両」としてサウナを楽しめるだけではなく、基礎に緊結することで(準)防火地域への設置にも対応できる。
これにより、アウトドアサウナを活用した地方創生やプライベートサウナの設置を検討しつつも、建築基準法の制限を理由に諦めていた場所にも設置できるようになった。本製品はすべて受注生産で、顧客の要望に合わせてサイズや内装などをカスタマイズできる。また、スノーリゾートのグリーンシーズンのみ利用できるようなレンタルプランも検討中だ。