2024年10月25日 12:51

河出書房新社は、江戸科学の驚異的な世界をヴィジュアルに総覧する図鑑「江戸の科学大図鑑 コンパクト版」を、10月28日に刊行する。
1603年〜1868年までの長きにわたった江戸時代。戦乱の世は過ぎ、西洋との交易も活発化し始めたこの時代に、日本の科学は飛躍的な進歩を果たし、多くの学問が未曽有の発達を遂げた。蘭学、天文暦術、地球儀・地図、本草学・博物学、医学医術・解剖図、「からくり」、和算、鉄砲、写真、江戸絵画と科学の眼。この260余年の間、花開いた技術力・発想力こそが、今につながる「ものづくり日本」「クールジャパン」の原点となっている。
「江戸の科学大図鑑 コンパクト版」は、江戸時代の科学、文化の様相を豊富なヴィジュアル、充実の解説、コラムで紹介し、好評を博した「江戸の科学大図鑑」(2016年5月刊)の判型をひとまわり小さくし、中面を組み直したもの。その魅力そのままに、「A5正寸」判、288ページ・オールカラー、重量585gと、約40%の小型化、約50%の軽量化を実現。持ち運びにも便利な、手に取りやすいサイズになった。江戸期、すでに世界水準に達していた日本の驚異的な科学技術、ものづくりの万華鏡を、堪能できる。博物館や美術館へのお供に、映画・ドラマ鑑賞時の参考書にと、日々の様々なシーンで重宝される一冊だ。
定価は4730円(税込)。発売⽇は10⽉28日。