2024年10月22日 12:57

日本トイレ協会は、11月20日、東京ビッグサイトにて「第40回全国トイレシンポジウム」を開催する。

今年度のテーマは「能登半島地震の経験から考えるインクルーシブ防災と災害トイレ」。1月1日に発生した能登半島地震において被災地におけるトイレ対応はどうだったのか?過去の災害での経験は生かされたのか?今回は特に高齢者・障がい者に対する配慮にも着目し、インクルーシブ防災の視点から災害時のトイレ問題について考える。

能登半島地震では、奥能登地域を中心に北陸地方の各地で甚大な被害が発生した。ライフラインの寸断、上下水道の被害は大きく、被災地ではトイレの使用が困難な状態が長く続いた。外部からの携帯トイレ、仮設トイレ等の支援は行われたものの、トイレの使用に配慮が必要な障がい者や高齢者にとってきわめて深刻な状況となった。日本トイレ協会では、これまでも災害トイレをテーマとしたシンポジウムや調査、災害・仮設トイレ研究会の設置などの活動を展開してきたが、災害時のトイレ対策におけるバリアフリー対策については十分な対応ができてこなかった。今回のシンポジウムは、その反省をふまえて、インクルーシブ防災-誰一人取り残さない防災、という視点から、トイレ利用における要配慮者のトイレ問題を考えていく。

開催日時は11月20日10時30分~16時30分。開催場所は、東京ビッグサイト 東1ホール(Japan Home & Building Show会場内)東京都江東区有明3-11-1(オンライン配信も実施)。

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