2024年10月17日 12:48

ダイケンは、仮設足場用搬送システム「ハンソーレール」を開発した。
ダイケンは、1924年に戸車の製造を以て大阪にて創業。以来、建築金物・内外装建材・エクステリアなど数百種類以上の製品を製造する「建築金物総合メーカー」として日本の住環境を支えてきた。ハンガーレール、駐輪場屋根・自転車ラックの製造ではトップメーカーであり、日本で初めて家庭用物置を製造した歴史も持つ。
同社は、工場・倉庫の出入口にある、重くて大きい扉を吊り下げて移動するためのレール部品「ハンガーレール」のトップメーカー。この「ハンガーレール」のノウハウを応用して「ハンソーレール」を開発した。仮設足場の単管パイプに「ハンソーレール」のレール部品を取り付けて、「外装パネル・ALCパネル・石材・竪樋」等を吊り下げることで簡単に水平搬送や上層階への揚重作業が行える。また、コンパクトな納まりのため、クレーンやフォークリフト・エレベーター等で搬入・運搬作業ができない狭小現場にも設置ができる。さらに、部品の使い回しができるためコストパフォーマンスにも優れている。耐荷重は「下層階で水平搬送のみ行う場合:300kg以下(ハンソーランナー2個吊り当り)/下層階から上層階に資材を揚重する場合:250kg以下」という設定をしている。
同社は、「労働力不足や人手不足の解消」「作業者の負担軽減」が求められている建設業界に向けて、建築資材の揚重作業・搬送(運搬)作業の効率化や生産性の向上につながる仮設足場用搬送システム「ハンソーレール」で貢献していく。