2024年10月16日 19:52

JALグループは、都市圏と地域の2つの拠点を行き来する新しい生活スタイル「二地域居住生活」を推進する。
JALグループは中期経営計画のローリングプランにおいてESG戦略を最上位の戦略として位置付け、「移動を通じた関係・つながり」を創造することで、社会的価値と経済的価値の双方を創出し、企業価値を向上させるという価値創造ストーリーを示している。「二地域居住生活」の推進は、その一環として行う。
本取り組みは、JALマイレージを参加者へ提供することで、都市圏在住者による地方との二地域居住生活における移動をサポートする試みで、これにより「都市部への人口一極集中」やそれに伴う「地域人口の減少」、「地域経済の衰退」といった社会課題の解決を図る。
また、本取り組みを二地域居住先での生活を含めた包括的かつ持続的なサービスとするため、大分県玖珠郡玖珠町ならびに大分県信用組合と、10月16日に「持続的な人流創造に関する協力覚書(MOC)」を締結した。
本覚書では2024年~2026年度末までの3年間における協力事項を定めており、初年度の実証試験も含め、延べ50人程度の二地域居住者を見込んでいる。参加者は対象期間中、玖珠町内の「お試し暮らし住宅」に居住し、自治体職員や地域住民と生活する中で、将来的な移住・定住を検討する。