2025年06月17日 12:28

リーガルテックは、6月16日、日本初となるAIエージェントを搭載した特許出願支援プラットフォーム「Tokkyo.Ai」の提供を開始した。

これまで、特許出願は高度な専門知識・法的文章作成能力を必要とし、出願は主に大企業・専門家の領域に限られていた。中堅・中小企業や製造業においては、明細書作成の属人化、知財部門のリソース不足、出願準備にかかる高コスト・長時間といった課題が大きく、技術の価値を「守る」「活かす」知財戦略が立てにくい状況が続いていた。「Tokkyo.Ai」は、こうした課題に対し、AIを通じて出願の民主化と知財の現場実装を同時に実現することを目指して開発された。

「Tokkyo.Ai」は、開発・製造現場で発生する技術メモや試作レポートなどの未整理技術情報をAIが読み取り、特許明細書・請求項のドラフトを自動生成する新世代型知財プラットフォーム。本プラットフォームに搭載されたAIエージェントが有する機能は、「キーワード・特許番号で特許を高速検索」「指定した特許をピンポイントで深堀AI分析」「特許の類似点・差異を自動で整理・比較」「社内技術文書の要約・補完を自動実行」「社内文書と既存特許の対比表の作成」「出願文書のベース草案をAIが自動生成」。このエージェントにより、現場の技術者自身が出願準備の初期フェーズに参画可能となり、知財部門はより戦略的な「収益化・ブランド保護・国際展開」などの上流業務に集中できるようになる。

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