2024年10月09日 09:05

宮崎県国富町(くにとみちょう)の法華嶽(ほけだけ)公園グラススキー場では、10月13日に第40回グラススキー全日本選手権が、14日に第39回グラススキー全日本技術選手権を開催する。
国富町は、宮崎県の中央部に位置する人口約1万8000人の町。まち並みに溶け込むように点在する本庄古墳群(国指定史跡)など貴重な文化財が多くあり、美しい自然の中に歴史と文化が息づく人情豊かな町。一年を通して温暖な気候が特徴で、南国宮崎の太陽に育てられたマンゴー、せんぎり大根(切り干し大根)、ピーマン、富有柿(ふゆうがき)、米などの農産物に加え、宮崎牛や鶏の炭火焼など食材の宝庫となる。最近では、SiCパワー半導体を生産するロームが町内に新たな生産拠点の設立を目指すニュースや、町出身で演歌歌手の二見颯一さんが初のふるさと大使に就任するなど、商工業や芸能分野にも明るい話題がある。
大会へは、海外からの参加者を含め延べ119人が出場予定だ。町では大会が行われる13日と14日の2日間、この機会に法華嶽公園に足を運んでもらい、グラススキーに興味を持ってもらおうと、コースサイドにあるペアリフト(通常往復200円/人)を、何回乗っても無料の「リフト乗り放題」とする。
リフトは麓駅から中間駅を経由し頂上駅まで片道約7分、往復約15分で運行。頂上駅より徒歩1分の展望台からは、競技が行われるゲレンデはもちろん、日向灘や宮崎平野が一望できる。