2024年10月08日 15:09

河淳社は、ユニベールとエコログ・リサイクリング・ジャパンとの協力により、廃棄カーテンや製作時に出る残反をマテリアルリサイクルした糸を使用したカーテンサービスを12月から開始する。使用済のカーテンから新しいカーテンを作る取組みは日本初。環境への取り組みを推進したい企業や、物件に採用する商品を通じて社会課題の解決を図りたいホテル運営会社、デベロッパーに向けた新しい選択肢を提供する。
昨今、サステナビリティに対する取り組みは企業の常識となりつつある。再生材を使用したカーテンが市場に出始めているものの、カーテンに使用できない切れ端や使用済みのカーテンは、同社の契約工場1カ所だけで年間120トンも廃棄されている。
ホテル事業にも携わる同社は、特にホテルで買い替え時に廃棄される大量のカーテンに着目。廃棄カーテンをマテリアルリサイクルすることで、新しいカーテンを作り出す日本初のサービスを始める。
再生材は一般的な素材よりも粘度が低く、強度を保つためには原料の比率を調整しなければならない。結果として、カーテン由来の再生原料の割合を約14%に抑え、PETボトル由来の再生原料を80%混合し、紡糸を行うことで高品質な糸を製造している。今後、全国のホテルへの導入を進め、ホテルのスタッフだけでなく、利用者にもこの商品を知る・触れる体験を提供し、サステナブルをより身近に感じて欲しいと考える。詳しくはこちら。