2024年09月19日 19:48

Adyenは、ダイニーが提供開始する飲食店専用キャッシュレス決済サービス「ダイニーキャッシュレス」に、Adyenの決済プラットフォームが採用された。
新型コロナウイルス感染症の影響で、飲食業界では非接触型の注文・決済システムの需要が増加している。モバイル注文POSシステムの採用が増加する中、より多くのレストランがオンライン決済機能を備えたモバイル注文システムを導入。しかし、多くの場合、オーダーシステムと決済システムは、表面上は統合されているものの、実際には別々のシステムとして運用されている。そのため、飲食店経営者は両システムを個別に契約・管理する必要があり、時間と労力を要していた。
この課題を解決するために、ダイニーは「ダイニーキャッシュレス」サービスにAdyenの決済プラットフォームを統合し、APIを通じてオフラインとオンラインの両方の決済に対応することを決定した。対面決済を希望する店舗においては、ダイニーを通じてAdyenの最新のPOS端末である「AMS1」と「S1F2」をプラグアンドプレイの状態で提供する。
飲食店はダイニーと契約するだけで、オーダーシステムと決済システムの両方をワンストップソリューションとして利用できるようになる。決済端末のアップデートなどはダイニーにて一括で行われるようになり、各店舗は最新のソフトウェアの状態で利用することが可能になる。このほか、これまで行っていた決済代行業者との契約も不要になり、複雑な契約手続きから解放される。