2024年09月17日 12:59

中部国際空港において、10月1日より「WHILL自動運転サービス」が導入される。本サービスの導入は、中部地方初。

WHILL自動運転サービスでは、自動運転・自動停止機能などを搭載したモデルで、広い施設内の特定の目的地まで自動走行で移動できる。あらかじめ収集した地図情報と、センサー群で検知した周囲の状況を照らし合わせながら自動走行。降車後は無人走行で元の場所に返却される。国内外の多数の空港、病院内で運用されている。

このたび開始されるサービスでは、利用者自身のタッチパネル操作で、自動運転パーソナルモビリティ(一人乗り用の乗り物)を使い、保安検査場を通ってから目的の搭乗口まで自動走行で案内する。これにより、普段は案内所などで車椅子を借りる人、長距離の歩行や体力に不安を感じる人、高齢者を含む、すべての人が気兼ねなく広い空港内を快適に移動することが可能となる。

2025年に開港20周年を迎える中部国際空港は、誰もが快適に空港施設を利用できるようサービス拡充や環境整備に取り組んでいる。英調査会社SKYTRAX社が実施した空港顧客サービス評価に関するランキングの「Regional Airport部門」では、10年連続世界1位を受賞。2026年には愛知県内でアジア競技大会の開催を控えており、より多くの空港利用者を国内外から受け入れるためのアクセシブルな環境整備に一層力を入れていく。