2024年09月17日 12:52

アナムネは、認知症月間に合わせた企業の社会貢献活動として、同社が運営する「おうち病院 疾患コミュニティ(認知症患者コミュニティ)」におけるユーザー同士のやり取りについてテキストマイニングを実施。認知症患者およびその家族がどんな悩みを抱えているかを分析し、認知症家族の実情理解に貢献する取り組みを行った。
本コミュニティ利用者は、20代~50代で全体の91%を占め、特に40代・50代が圧倒的に多い。コミュニティ全体での会員の年齢分布は30代が最も多い山となっていることと比べると、父母や祖父母に認知症の課題が発生するのが、働いている人の中でも40代・50代というベテラン世代であることを示していると考えられる。また、利用者の治療ステータスを見ると、認知症を患っているのが本人のケースも家族のケースもあり、そのような利用者が比較的で満遍なくいることも特徴。
コミュニティに投稿される相談や悩みを1つ1つ読んでいくと、共通して感じることは、「認知症になった家族への愛情と、病気により認知機能が低下したから発症する症状との葛藤」。「あなたは頑張っているよ」「無理し過ぎないで家族と向き合ってね」とそっと支えてほしくて、このコミュニティを訪れている人が多いという。
「おうち病院」疾患コミュニティは今後もピアコミュニティの思想に基づき、罹患した人やその家族にとって貴重な情報収集・心の拠り所になりたいと考える。