2024年08月27日 12:58

ダイヤル・サービス社は、全国の小中高生を対象とした電話相談窓口「子ども110番」を、8月26日~11月30日まで、通話料無料・24時間対応で提供する。

日本の小中高生の自殺率は直近の10年で1.55倍にもなっており、2022年には過去最多の514人が自ら死を選ぶという痛ましい結果となっている。直近である2023年(令和5年)の月別推移を見ると、8月~10月の夏休み後~秋にかけての自殺が多く、この3カ月間で168人の自殺が起こっている。

また、こども家庭庁の調査では、自殺の危機や心身の不調などの変化について、家族や友人に「気付かれていなかった」ケースが多いとの報告もあり、子どもの自殺の予兆は見えにくい傾向にある。そのことから、子どもたちが自らSOSを出したり、相談したりできる環境を用意することが不可欠であるといえる。

心身が不調に陥ってしまう前に誰かに相談してほしい。もし、身近な親・兄弟・友人に相談できなかったり、他人の誰かの方が話しやすいと感じたりするのであれば、「子ども110番」の相談員に心の内を吐き出して、気分を楽にして欲しい。思い悩み、苦しむ小中高生を救いたいと、「子ども110番」は開設された。

「子ども110番」で子どもたちの電話を受ける電話相談員は、臨床心理士、精神保健福祉士などの資格を持ったいわば「こころの専門家」にして、「聴き上手」な熟練の相談員。通話料は無料、申し込みも不要。毎日24時間、いつでも子どもたちからの電話を待つ。詳しくはこちら