2024年08月13日 09:55

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと国立台湾文学館は、「“おいしい”本を心ゆくまで~台湾珍味文学展」を8月6日から東京・虎ノ門の台湾文化センターで開催する。

同展は20名の台湾文学作家による台湾グルメの描写から抜粋した一文の日本語訳を展示し、台湾の多様な飲食の形態や書作を通じて、台湾の個性ある作家と作品を紹介する。同展の展示は、「文学の祝宴12の料理」、「日常の食卓」、「風土の味を体験」の3つのコーナーに分かれている。「文学の祝宴12の料理」は日本でもよく知られている台湾の代表的な料理・飲み物を12種類選び、その料理が描写された文学作品の一文と作家を紹介。「日常の食卓」は、飲食に関する台湾の文学のオリジナル本を展示し、作品の概要を日本語で紹介している。「風土の味を体験」では、台湾文学館が出版した漢詩の絵本や経済部商業署が制作した台湾料理を紹介する映像を通して、台湾料理の魅力を紹介。また、会場ではオリジナルパンフレットに好みの料理のシールを貼り付けて、自分だけの円卓フルコースを楽しむことができる。

6日の開幕式に出席した謝長廷・駐日代表は、「今回のイベントは、文学とグルメを結び合わせ、文学作家のペンを通して、台湾グルメを日本の方々に紹介するもので、より多くの日本の方々に台湾グルメから台湾の作家と作品を知っていただきたい」と挨拶した。

会期は8月6日〜30日まで。場所は台湾文化センター(東京・虎ノ門)。