2024年07月19日 19:00

池田金属工業(イケキン)は、ねじのゆるみを遠隔検知するIoTサービスを開発し、東京ビッグサイトで開催される「プラントメンテナンスショー」にて発表する。
イケキンは「ねじで世界をよりよく変える」をスローガンに掲げ、ねじ締結に関する世の中の困りごとを解決する技術商社。近年社会課題となっているのが、ねじのメンテナンス作業の負担軽減だ。労働力の不足やインフラ設備の老朽化対応などにより、十分な作業員の確保が難しくなる中、高所や危険箇所作業での安全性の向上も課題となっている。このような課題を解決するため、IoTに強みを持つMomoの協力を得て、ゆるみを検知するIoTセンサーをねじに組込み、遠隔地から状況を確認できる仕組みを構築した。
本製品は、ゆるみを検知するIoTセンサーをねじに組込み、ゆるみの状況をクラウド上のデータベースへ送信する。遠隔地からそのデータを参照し、どの箇所のねじがゆるんでいるのかの確認が可能となる。山間部の鉄塔、洋上発電、大規模プラントなど、人が容易に立ち入れない場所での利用を想定している。本製品では、ねじの軸力の低下を色で判別するDTIシステムを採用し、さらにその色の変化をセンサーで検知する仕組みを構築している。無線でスペースを取らず、コストもゲージ埋め込み型よりおさえることが可能。センサーの電池は数年の間、持続させることができる。
展示会日時は7月24日10時30分~。会場は、東京ビッグサイト・東展示棟、ブース:M4-167(ブース内発表スペース)。