2024年07月18日 12:44

日本ストライカーは、自動体外式除細動器(AED)「ライフパックCR2」シリーズの新機種を7月16日に発売した。発売されたのは、AEDの管理者・使用者双方にとって切れ目のない救命処置をサポートする「ライフパックCR2 4G cprINSIGHT(シーピーアールインサイト)」。さらに、救助者の心理的負荷を軽減するオートショック機能を追加した「ライフパックCR2 オートショック 4G cprINSIGHT」。

両製品は、携帯回線4G/LTEを介してAEDの情報を専用クラウドシステムに送信することで、管理者が遠隔でAEDを一元管理できる。バッテリや電極の有効期限や装置が使用可能かどうかをメールで管理者に自動通知するとともに、位置情報と連携したモニタリング機能により、AEDの所在場所や使用状況をクラウド上で常時アップデート。複数のAEDを管理する施設担当者の保守管理業務を軽減し、いつでも確実にAEDを使用できるようサポートする。

さらに、医療従事者向けのWebサービス「LIFENET System」を通じてAED使用後に自動で心電図データが医師に送付され、病院内での治療方針立案にも貢献する。

また、救助中の心電図解析のために従来10秒以上中断を余儀なくされていた胸骨圧迫(心臓マッサージ)を中断することなく継続しながら心電図解析できる機能(cprINSIGHT)を日本国内で初めて搭載。胸骨圧迫を中断する時間を従来比で約4割まで短縮でき、質の高い心肺蘇生を実現する。