2024年07月03日 19:56

国立映画アーカイブでは、毎年夏に開催している「こども映画館」を、本年も開催する。「こども映画館」は、豊かな情操と高い映像理解能力(リテラシー)を育むことを目的に、中学生以下を対象とした解説付き上映会。映画館に集まり、暗闇の中で集中してみんなと一緒に大きなスクリーンを見つめ、泣き、笑い、緊張し、興奮し、感動する。こうした映画の原風景の素晴らしさを、今日のこどもたちにも味わって欲しいとして開催する。

上映するのは、アメリカとソ連のサイレント映画から、日本を代表するアニメーション作家による短篇作品や、宮沢りえさん主演「ぼくらの七日間戦争」まで。幅広いラインナップをすべて35mmフィルムで届ける。上映前にはスタッフによる解説を実施、サイレント映画は活弁と生演奏付で上映。こどもたちの初めての映画体験にもぴったりのイベントとなる。

7月26日上映後は、「感想を話し合ってみよう」を開催し、こどもたちが感想を話し合い、同じ映画でも様々な見方があることを学ぶ。また8月3日上映後には「弁士をしてみよう」を開催。サイレント映画のワンシーンに合わせてみんなでセリフを考えてつけ、弁士さんや楽士さんと一緒にワンシーンを作り上げる。短篇アニメーションは有名作曲家による多彩な音楽も見どころ。

料金(当日支払い)は中学生以下無料、一般520円、高校・大学生・65歳以上310円。詳しくはこちら