2024年07月01日 12:39

ラシクルが運営する就労継続支援B型事業所「ラシクラボ」は、ウェブトゥーンコースを新設し、通所する障がい当事者の人々に新たな工賃作業の提供を開始した。

ラシクルは「障害福祉と社会をつなぐ」をミッションに掲げ、誰もがじぶんらしく働ける世界を目指して、様々なチャレンジをしている。障がい福祉サービスの管理運営やコンサルティング、障がい者雇用支援、制作事業などを展開している。

ウェブトゥーンとは、主にスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスで閲覧される、韓国発祥の縦スクロール形式で読み進めるウェブコミック。視覚的な演出や読みやすさが特徴で、近年世界中で急速に人気を集めている。ウェブトゥーンは、脚本・ネーム・線画・着彩といった工程ごとに役割を分担し完全分業制を敷くため、従来の漫画制作とは異なり各作業者の制作負担を少なくする事が可能となり、利用者の人々による制作を実現する事ができた。

「ラシクラボ」は障がい特性や個性を活かしたクリエイターの育成に取り組む就労継続支援B型事業所であり、クリエイティブな領域の生産活動及び就労訓練を実施している。今回のウェブトゥーンコースの新設により、利用者の人々が培ってきたイラスト制作の技術を活用し、就労の可能性の幅をより広げていくことや工賃の更なる向上を目指している。将来的にはラシクラボオリジナルのウェブトゥーンを制作し発信していくことも計画している。

ラシクラボサイト