2024年06月18日 09:55

消火栓標識は、FUTURE SPORTS、Criacaoの3社で、新宿区の地域企業と連携し区内約1200箇所の消火栓標識の維持・管理・認知拡大をおこなう「消火栓標識パートナーシップ」プロジェクトを立ち上げた。

全国の消火栓標識の多くは、民間企業によって維持管理されている。管理費用は企業からの消火栓標識の広告収入によって支えられているが、東京都内では約80パーセントの広告枠が未利用。その結果、管理費の不足が深刻な課題となっている。そこで、本取り組みでは、「単なる」広告宣伝のためではなく、「地域に根付いた」スポーツチームと連携し、地域の防災に関わるCSR活動としての取り組みとして、消火栓標識の維持・管理・認知拡大を行う「消火栓標識のパートナーシップ」プロジェクトを立ち上げた。

「消火栓標識のパートナーシップ」は、地域の防災活動を推進するためのコラボレーション看板のことを指す。具体的には、Criacaoが運営する東京都新宿区を本拠地とするサッカークラブで、JFL所属の「クリアソン新宿」のエンブレムと共にパートナー企業のロゴもしくは名称を載せたコラボ看板を作成し設置する。サッカークラブが主体となって、消火栓標識の存在と重要性を広めて地域の防災活動に貢献する取り組みは、日本で初めての取り組みになる。

今後は、地域のスポーツチームと連携し、地域の防災意識を育む活動を進めていく。この取り組みを新宿区から全国に広げることで、自治体の歳入増加にも寄与し、地域活性化や防災の一助となることを目指している。

消火栓標識