2024年05月28日 19:43

根強く残るマイナスイメージを払拭するため、足立区は区外へ向けたシティプロモーションを本格始動。5月28日、足立区千住旭町にある東京電機大学で、報道関係者を対象とした「足立区マイナスイメージ払拭プロモーション発表会」を開催した。

発表会では、まず区から足立区のリアルな「今」と、今回のプロモーションに至る経緯を説明。マイナスイメージの最大の要因であった刑法犯認知件数は大幅に減り、治安は改善。加えて、千住エリアを中心に大学誘致に成功し、現在6つの大学が集まる学生のまちとしても取り上げられるようになった。また、令和4年には悲願であった大学病院がオープンするなど、マイナスの改善だけでなくプラスの変化も次々と起こっている。

一方で未だに区外からは「治安が悪い」というイメージが持たれている。そこで、足立区の今とイメージとのギャップ解消へ動き出した。区外からのマイナスイメージを逆手にとったコンセプトが「ワケあり区、足立区。」あえてネガティブにもとれる「ワケあり」という言葉を使い、目にとめてもらったところで、ポジティブな「ワケ」を発信していく。これが「ワケあり区、足立区」というコピーの狙い。

足立区では、このコピーを携えたポスターを作成し、東京23区や足立区の近隣自治体在住の20~40代をターゲットに、区ホームページ内の「特設サイト」へと導くため、交通広告やSNSを活用していく。