2024年04月18日 19:24

大和書房より、「『親業』のはじめかた 思春期の子と心が通じあう対話の技術』(近藤千恵:著、親業訓練協会:著)が、4月20日に発売される。

子どもが思春期にさしかかると、親と子のコミュニケーションでのすれ違いが顕著になることがある。それどころか、うまくいくほうが不思議に思えるほど、子どもをめぐる不安の種は尽きないように思えることも。そんなときに助けとなるのが、「親業(おやぎょう)」の考え方。

「親業」とは、米国の臨床心理学者であるトマス・ゴードン博士が考え出したコミュニケーションの方法で、子どもとの間に心のかけ橋をわたす対話の技術を、親が無理なく実践できるようなやり方で示している。親業トレーニングの講座は、日本で「親業訓練講座」として1979年から開講され続けており、これまでに北海道から沖縄まで15万人を超える人が講座を受講。「いままでの親子の対話は、ほんとうの対話ではなかった」「子どもが自分のことをたくさん話すようになり、親子関係が心地よいものに変化した」などの感想が寄せられている。

「親業」では、「聞くこと」「話すこと」「対立を解くこと」の3つを基本的な方法としている。本書では、それぞれの方法について、さまざまな親子の実際の会話を取り上げながら解説。自分と子どもに置き換えて読み進めながら、どんなふうに子どもと向き合えばよいかを身につけることができる。定価1760円(税込)。