2024年04月17日 13:06
大本染工は、ドラゴンなど空想上の生物を始めとした実在しない素材をリアルに再現した生地を作れるサービス「2.5Dプリントサービス」を開始した。
現在、アニメやコスプレといった市場が盛り上がりを見せているが、コスプレ衣装などの造形物は非常に専門性が高くまた一つ一つ手作りになる為、高度な技術や経験がなければ一つの衣装を作り上げることは難しいと言われている。そういった衣装や造形物などを「誰でも」「より簡単に」「よりリアルに」作成することができる様にするために、同社のプリント技術を用いることができるのではないかという発想から、「架空の生物や実際にはありえない生地」が作れたら面白いと考え、「2.5Dプリントサービス」を企画した。
2.5Dプリントとは対象物に特殊なインクを吹き付けることで凹凸を再現することのできる技術。また人工皮革の上にプリントを重ねることで表面の凹凸をさらに深くしたリアルなフェイクレザーを再現する。「2.5Dプリントサービス」は、ドラゴンをモチーフにした鱗状の皮革などを立体的に印刷することが可能である為、コスプレ衣装の素材や映画等で使われるコスチュームなどに使用する生地を作成することが可能だ。これまでにはない全く新しいプリント生地を生み出すことで、コスプレ衣装はもちろんのこと、造形物、雑貨、アパレル製品など幅広い分野での活用を期待している。
価格（一例）は、60cm×60cmサイズ：8000円～。別途、生地代＋イニシャルコスト（データ作成費など）は変動。
