2024年04月12日 12:57

ローカルフードサイクリング(LFC)とゆうき(北総クルベジ)は、生ごみ堆肥の回収とおいしい野菜の宅配がセットになった「循環生活宅配便」を、松戸市内での提供を開始する。

LFCが展開する「LFCコンポスト」は、都会のベランダで誰でも手軽にできるバッグ型のコンポストとして、累計5万世帯以上に利用されている。半径2kmの栄養循環を目指し、コンポスト技術の開発と農家や地域と連携を行い、生ごみ堆肥が循環するしくみ作りを長年実施してきた。ゆうきが展開する「北総クルベジ」は、北総(千葉県北部)地域の森林や里山から出る間伐材や竹などを炭化し、土に戻し、その畑で野菜を育て地域に宅配している。また、都心に近い生産地として、若手の新規就農者も多く、豊富にある未活用の木資源を炭化し、新規就農者の畑にまくことで、地域資源の循環と若手農家の支援へとつなげている。LFCコンポストと北総クルベジが目指すのは、脱炭素と持続可能な食循環。今回、両者の想いが重なり、家庭からでる生ごみが畑の土に戻り、野菜を育て、その野菜が食卓へ届く仕組みが誕生する。

「循環生活宅配便」は、宅配便(会員制)でクルベジ野菜とLFCコンポストセット(生ごみで堆肥をつくるキット)を届け、できた堆肥の回収をする共同実証実験内のサービス。集めた堆肥は、北総クルベジファーマーズの畑で活用され、収穫したクルベジ野菜を再び食卓に届ける。

発売開始日は4月10日。

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