2024年04月11日 16:06

Bunkamura ザ・ミュージアムは、渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホールにて、パリのグラン・パレ・イマーシブが手掛けた巨匠ミュシャのイマーシブ展覧会を開催する。アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてパリで活躍した画家で、アール・ヌーヴォーの代名詞となったポスター芸術の多数の名作を残した。
本展は、グラン・パレ・イマーシブが、パリのオペラ・バスティーユにて2023年に開催したイマーシブ展覧会「Eternal Mucha」を日本向けにアレンジしたもの。偉大な芸術家ミュシャが生涯にわたり創作した傑作を、高解像度のプロジェクションを通してイマーシブならではの空間で堪能する、新感覚の没入体験型展覧会となっている。
目玉となるイマーシブコンテンツでは、ミュシャの物語を3幕で構成。第1幕では、青年期までを過ごした故郷モラヴィア(チェコ)と、グラフィック・アーティストとしてパリでの成功をもたらした傑作ポスターの作品群を大空間で展開。続く第2幕では、キャリアの絶頂期であり転換点ともなる1900 年のパリ万国博覧会に焦点をあて、名作「スラヴ叙事詩」につながる祖国への想い、平和への願望を読み解く。
第3幕はミュシャがパリで着想を得て晩年に取り組んだ集大成「スラヴ叙事詩」の連作を紹介。この叙事詩の芸術的表現やメッセージが、いかに人々の共感を得て世界平和のモデルとなったのか、その理由に迫る。会期は12月3日~2025年1月19日予定。詳しくはこちら。