2024年04月09日 15:46

ダイソンリミテッドは、AR(拡張現実)技術を使って掃除した場所をリアルタイムで可視化し、効率的な掃除を可能にするARツール「Dyson CleanTrace(TM)」を発表した。Dyson Gen5detect(TM)コードレスクリーナーに装着することで、掃除をした場所としていない場所が色分けされる。
調査によると、ユーザーは習慣的に掃除に費やす時間を多く見積もり、どれだけ徹底的に家を掃除できているかを過小評価していることがわかった。掃除機をかける際、自分では気づかないうちに、うっかり場所を見逃したり、同じ場所に何度も掃除機をかけたりして、掃除の効果が落ちたり、時間の無駄になることもある。
Dyson CleanTrace(TM)は、ダイソンのロボット掃除機Dyson 360 Vis Navの掃除方法からヒントを得て開発された。スマートフォンのLiDAR(ライダー)技術により、Dyson CleanTrace(TM)は部屋のマップを作成し、ARを使って掃除の経路を重ね合わせる。掃除が終わったら、スマホで部屋をスキャンして、掃除していない場所を確認することができ、より計画的な掃除をサポートする。
さらに、Dyson Gen5detectに搭載されている既存のテクノロジーであるセンサーでごみの粒子の量と大きさをカウントし、掃除の結果を数値で証明する。Dyson CleanTrace(TM)は6月以降、各国で順次発売予定。