2024年04月02日 16:09

三菱ケミカルグループが開発した植物由来のポリカーボネートジオール「BENEBiOL(TM)」が、「シチズン プロマスター」から発売される2024年秋冬モデルの腕時計に採用された。腕時計のバンドに使われるポリウレタンの原料として、BENEBiOL(TM)が使用されている。BENEBiOL(TM)を使用することで、一般的なポリウレタンと比べて耐久性を向上させることが可能。

BENEBiOL(TM)は、世界に先駆けて同社グループが開発した植物由来の原料からつくられる全く新しい化学構造を持つポリカーボネートジオール(ポリウレタン原料)。最大93%のバイオベース度を有するだけでなく、従来の石油由来の製品よりも、耐久性や耐薬品性などに優れている。自動車、家具、アウトドア用品向けの塗料・コーティング剤、合成皮革、人工皮革などに採用されている。

「シチズン プロマスター」は、過酷な環境にも耐えうる信頼性と陸・海・空各専門分野で要求される機能性を持つプロフェッショナルスポーツウオッチ。BENEBiOL(TM)が、今般、高い耐久性と環境配慮が両立できる素材であることが評価され、「プロマスター」への採用に至った。

同社グループは今後もBENEBiOL(TM)の展開を通じ、高付加価値な製品を提供するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献していく。