2024年04月01日 15:35

ピクシーダストテクノロジーズが開発した「VUEVO(ビューボ)」が、障害者差別解消法における合理的配慮として厚生労働省へ導入された。

聴覚障害者と聴者の間には、聞こえの違いによって会議や研修を始め、複数名でのコミュニケーションが必要な場面においてコミュニケーションが難しいという課題がある。VUEVOは、独自開発のワイヤレスマイクと専用アプリケーションを用いて、聴覚障害や聞こえにくさがある人と聴者をつなぐサービス。会話内容を直感的に理解しやすいユーザーインターフェースにより、複数人の会話でも誰が何を話しているかわかりやすい表示を実現している。

また精度の高いワイヤレスマイクも特徴。独自のアルゴリズムにより、360°全方向からの音声を高精度で集音しながら、音声方向の解析と音声のテキスト化をリアルタイムに行う。Chat GPTを活用したリアルタイム会議支援機能は会議の要点をリアルタイムで表示し、よりスムーズなコミュニケーションを実現。要約内容は、会議が終わればwordなどでダウンロードし、議事録として活用できる。

iOS、Androidに対応したスマートフォンやタブレットに加えて、オフィスワークでは欠かせないPCにも対応。情報保障ツールとしてVUEVOを導入することで、会議への参加率や理解度の向上、コミュニケーションの円滑化、それによる業務全体の生産性向上が期待されている。