TRIBALCON.（トリバルコン）は、北海道上士幌町（かみしほろちょう)の自動運転バスに導入されるAI車掌「萩音士 清平（しゅうおんじ きよひら）」のサービス設計、キャラクター企画開発を行った。自動運転バスにAI車掌が導入されるのは、全国の自治体で初。

同町では将来的に無人走行が可能となった際に、これまで行われてきた車内での会話の機会が減少してしまう課題に対し、地域のコミュニケーションを活性化させる方法を検討してきた。そこでスパイスボックスが対話型AIキャラクタープロジェクトの監修を行い、トリバルコンがアプリのサービス設計とキャラクター企画開発を担当。アドバンスト・メディアがAI音声対話アバター「AI Avatar AOI」のシステムをベースに開発を進めた、AI車掌「萩音士 清平」を公開する。

上士幌町役場職員と、バス利用者の情報や上士幌町の特徴についてリサーチとディスカッションを行い、キャラクターの年齢や性格を設計した上でキャラクターデザインを制作。これまで運用されてきた自動運転バスの情報を参考に、バス停を案内するGPS機能、上士幌町のおすすめ情報を届ける音声対話機能を搭載している。

またAI車掌と自由に会話を楽しむことができ、AI車掌によるワンフレーズ歌の歌唱や、上士幌町にちなんだ早口言葉、じゃんけんなど、特別なコミュニケーション機能を用意した。