SHINGは、ユーザーがスマートフォンで正面・横向きの写真を撮るだけで、全身の採寸ができる米国初のサービス「3DLOOK」の導入代行を開始した。

3DLOOKは世界有数の特許取得済み技術を応用したAI全身採寸システムで、全身80箇所を1mm単位で計測可能。顧客は自分の体型に合った服を不安なく購入できるようになったり、オンラインでオーダーメイドのスーツが作れるようになったりと、顧客に新しい価値が提案できる。

全身の採寸に必要なのはスマートフォンのみ。ユーザーは音声に従って、正面・横向きの写真を撮るだけで、正確な採寸ができる。また机などに立てかけることで一人でも撮影でき、1分以内に完了。また3DLOOKは、計測毎の平均誤差2%未満の精度を誇る。その結果、世界最大の電子技術者組織IEEEから、「人間の専門家による測定より一貫性がある」と証明された。

実際に既に米国のアパレル企業にて多数導入されており、採寸したデータを元に、フィットする衣類をレコメンドするなど活用されている。最近ではZARAなどのブランドで知られるスペインの「Inditex」も、2023年12月にBershkaのECサイトに「YourFit」の導入を発表した。

3DLOOKを導入した企業では、購入率が40%増加・平均注文額が25%の増加・返品率が-6%と大幅に改善したと公式発表がある。コストを削減しつつ、売上、エンゲージメント、顧客ロイヤルティの増加を見込める。