2024年03月28日 09:02

チャイルド・ファンド・ジャパンは、子どもへのオンライン性搾取をなくす取り組みの一環として、シンポジウム「生成AIの子どもの権利への脅威」を開催する。
ChatGPTをはじめとする生成AIが急速に普及する中、AIがつくる子どもの性的画像の問題が深刻化しつつあり、規制を求める声もあがっている。チャイルド・ファンド・ジャパンが昨年実施した世論調査では、約70%が「AIのつくる子どもの性的コンテンツも規制対象とすべき」と回答した。
諸外国に比べて日本の法規制は緩く、例えば、アメリカなどでは規制対象となっているコンピュータによる子どもの性的画像が、日本国内では規制対象となっていない。昨年11月には、AIがつくる子どもの性的画像が、日本国内のウェブサイトに推計毎月3000点投稿され、海外からの閲覧が多いことが報じられた。規制の緩い日本のサイトが、海外の愛好者のアクセスを集めてしまう事態となっている。また、今月21日には、画像生成AIの機械学習に、子どもの性的画像が使用されていることも報じられ、規制に関わる議論は喫緊の課題となっている。
シンポジウム「生成AIの子どもの権利への脅威」~子どもへのオンライン性搾取をなくす〜は、4月9日14時~17時、国連大学レセプションホールおよびオンラインにて開催。※要事前申込。申込のない場合は入場不可。申込締切は4月5日。定員は80名(オンラインは定員なし)。