2024年03月27日 16:08

MORIUMIUS FARM(モリウミアスファーム)は、東日本大震災により甚大な被害があった宮城県石巻市雄勝町で、2023年春から地方創生や持続可能な自然再生に取り組んでいる。このたび、被害のあった町の元中心部の土地を借り受けて自然再生を試み、土づくりから始まった農地にて記念すべき「ぶどう苗木の植樹」を、4月6日12時半から開始する。

モリウミウスファームの活動は、津波被害によりまちの約8割を失った宮城県石巻市雄勝町で、1輪の小さな花を植えた住民の活動がきっかけで始まった。小さな活動がやがて多くの関係人口を巻き込み、「津波被害の土地を花と緑で覆い、たくさんの人が集まる場所に」という願いを込めた壮大なプロジェクトへと発展。

このプロジェクトの一環として、官民連携で取り組んでいるのが自社農園ワイナリーの構築。2023年春から約1年間かけて、約600名と共に土づくりを実践してきた。無機質で粘土質な山土を、適切な土壌環境に整えて行く作業には時間と労力がかかる。2024年3月にようやく土壌環境や周辺の整備が整い、土づくりから「ぶどう苗木植樹」を行うフェーズへと到達した。全体の取り組みとしてはまだ2割ほどの進歩だが、農園主との植樹が新たなフェーズへ上がる、大きな一歩であると考える。

植樹するのはぶどう苗木1300本(品種7種類)。植樹は4月6日から開始し、4月中毎週末実施予定。