2024年03月27日 09:49

阪急電鉄では、最混雑区間の混雑傾向を事前に確認できるサービスを3月26日より開始する。

同サービスは、同社の最も混雑度の高い区間(神戸線:神崎川→十三間、宝塚線:三国→十三間、京都線:上新庄→淡路間・下新庄→淡路間)の混雑状況を一定期間解析し、大阪梅田方面行きと天神橋筋六丁目方面行きの各列車・車両の同区間において予想される混雑傾向を、阪急沿線アプリおよび阪急電鉄公式ホームページを通じて顧客に提供するもの。この仕組みは、2022年2月から東京工業大学と協働して実証実験を行った技術を使ったもので、事前に最混雑区間の混雑状況を計測し、それをAIで解析して導き出した集計データを活用している。これにより、あらかじめ混雑状況を確認することができるため、混雑していない列車を確認してから、乗車することができるようになる。今後、車内防犯カメラの映像等により、混雑情報をリアルタイムに提供できるよう研究を進めていく。

混雑傾向の提供の仕組みとしては、最混雑区間に乗車している顧客が持つスマートフォンのBluetooth信号を、十三駅および淡路駅に設置した「混雑解析装置」で取得。これと、同じ場所に設置された「高速度カメラ」で撮影・計測した乗車人数を組み合わせ、クラウド上のAIにて混雑状況を解析する。さらに、解析精度を高めるためAIのチューニングを行い、導き出した列車内の混雑傾向を、阪急沿線アプリおよび阪急電鉄公式ホームページで提供する。

阪急沿線アプリ / 阪急電鉄公式ホームページ