2024年03月27日 09:02

ツナグ働き方研究所は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表している。本レポートでは、2024年1月度最新データについて、とりまとめた。
ツナグ働き方研究所は、ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。
2024年1月度のスポットワーク求人倍率は1.44倍で、前月差-1.17ポイント、前年差-0.04ポイントとなった。クリスマスや年末イベントなどがあった12月の繁忙期を終え、多くの求人数が落ち着きを見せて、例年通り前月より著しく下回っている。先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は8万3112件。6月から8か月連続で前年同月比プラスを維持している。主要職種ではコンビニスタッフが前年同月比+8.3%と最も伸びが高くなっている。
2024年1月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1189円。前月差-13円、前年同月差+11円となった。通常のアルバイト平均時給1180円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)との比較では9円高い結果となった。
主要3職種で最も賃金差が大きいのは、運送・ドライバー系でスポット1230円、アルバイト1200円と、スポットワーク時給が30円高くなっている。