2024年03月26日 20:20

パナソニックは、4月1日より、冷凍・冷蔵宅配品の非対面受け渡しを可能にする、日本初集合住宅用「冷凍・冷蔵宅配ボックス」の受注販売を開始する。

通常、冷凍・冷蔵品の宅配は対面での受け渡しが必要だが、同製品を設置した集合住宅であれば、常温品の宅配ボックス利用時と同様に、居住者が不在の場合でも冷凍・冷蔵品の非対面受け渡しが可能となる。日常生活の利便性はもとより、宅配便の再配達を削減し、ドライバーの労働生産性向上にも寄与する。

同製品は、ユニット仕様の宅配ボックスで、制御ユニット、冷凍ボックスユニット、冷蔵ボックスユニットで構成しており、集合住宅の規模やスペース、ニーズに応じて自由に組み合わせることができる。また、集合住宅で利用されているインターホンや非接触キーシステムとの連携ができ、各住居への着荷通知が可能。さらに、機器の異常や荷物の滞留状態を遠隔監視し、長期間の滞留や異常が検知された際は、遠隔操作で解錠することも可能だ。

同製品の発売を開始するにあたり、約2年間の実証実験を行い、複数の配送業者や不動産会社の協力の下、機器の評価や運用上の課題を確認しながら、要冷品の置き配ソリューションを追求した。

集合住宅用「冷凍・冷蔵宅配ボックス」は、「冷蔵ボックスユニットSBR-A5R681-P」、「冷凍ボックスユニットSBR-A5F681-P」、「制御ユニットSBR-AMC381-P」。メーカー希望小売価格はオープン価格。