2024年03月26日 19:55

LIXILは、地場工務店の匠が手掛けた断熱リノベの実例集「断熱リノベの匠」第5弾として建築のフジサワが手掛けた、築50年を超える平家を最新のリノベーションを体感できるモデルハウスに再生した事例を公開した。

岩手県大船渡市に拠点を構え、地域社会に貢献するビルダーを目指して活動を続ける「建築のフジサワ」は、性能・間取り・デザインはもちろん、家具や庭もコーディネートし、バランスのとれた家と庭、「家庭」の提案を心がけてきた。

近年は新築の減少や空き家の増加など、住宅を取り巻く環境の変化を感じ、これから地域工務店として何ができるのかを模索。新築や建替え、リフォームだけでは対応できないと感じ、リノベーションへの取り組みにも着手していた。しかし、新築や建替えではできない大きな可能性を感じていたものの、顧客の家づくりで実験的な試みを行いたくないという想いがあったそう。

ちょうどその頃、築50年を超える空き家と出会ったことがきっかけとなり、自分が思い描くリノベーションによる新たな価値をカタチにしてプレゼンテーションするべく、モデルハウスを建てる計画をスタートさせた。

今回の取り組みでは、リノベーションの可能性を探り、さまざまな試みに挑戦したいという想いから、住宅性能はもちろん、空間デザインから照明計画、太陽光発電や全館空調システムの採用に至るまで、新たな価値提供を最大限に採り入れ、顧客に最新のリノベーションを体感してもらえるモデルハウスの実現を目指した。

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