2024年03月26日 19:14

西日本鉄道と富士フイルムイメージングシステムズは、西鉄バスの 「薬院駅前」バス停に、デジタルバス停システム「MORA FOR BUS STOP(MORA)」を導入した。なお、九州域内における「MORA(モーラ)」の導入、および西鉄バスにおける福岡都市圏へのデジタルバス停の導入は初めてとなる。

「MORA」は、デジタルサイネージ上に、時刻表やバス接近案内、路線図などを組み合わせ、バス利用者に必要な情報を一目でわかりやすく表示するシステム。本システムでは、当日の運行ダイヤを「本日の時刻表」として見やすい位置に表示できる。

そのほか、年末年始など、臨時ダイヤのデータと自動連携して時刻表生成が可能。バスの接近案内や災害時の運行情報の即時発信を行えるなど、従来のバス停では実現できなかったきめ細やかな案内が行える。また、液晶画面の保護ガラスに反射防止フィルム加工を施し、高い視認性を実現した。これにより、リアルタイムな情報発信が実現。ダイヤ改正時の時刻表や利用者向け告知文の遠隔掲出、ペーパーレスも実現するため、従業員の業務負担軽減や作業効率化にも寄与する。

両社は、地理に不慣れな利用者やバスを利用したことがない人が、安心・快適にバスを利用できるよう、「MORA」導入をはじめとしたデジタル技術の活用を通じ、分かりやすい公共交通の実現を目指す。詳しくはこちら