2024年03月14日 15:46

宇陀市と伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、CTCが開発した3Dのバーチャル地図ソリューション「CLoVMap(クローブマップ)」を利用。宇陀市の観光情報の提供サービスについての実証実験を3月15日から開始する。宇陀市を3D化した地図上でAIによる観光スポットのレコメンドを実施し、現地に訪れる観光客の周遊を促すとともに満足度向上を図る。

宇陀市は、奈良県の北東部にあり、豊かな自然に恵まれている。特に桜が有名で毎年多くの観光客が訪れているが、桜の名所から市内の他の観光スポットへの誘導を課題としていた。今回の実証実験では、宇陀市を3D化した地図の中で大宇陀地区の観光スポットを表示し、入力情報に基づき観光客にレコメンド(他のスポットへの周遊提案)を行う。

3D表示のため山や建造物などを立体的に確認することができ、観光スポット周辺の店舗なども把握することができる。入力情報は、観光客の本人の性別、年齢、同行者、天候、レトロな/活気のある/おしゃれな等の雰囲気、交通手段、名所めぐり/温泉/聖地巡礼等の希望といったもの。

宇陀市のマスコットキャラクター「ウッピー」がAIアバターとして地図上に登場し、お勧めのスポットを案内。観光スポットにある二次元コードを読み込むことで、そのスポットの情報を参照できる。なおWebサービスのため、ブラウザベースでの利用となる。