2024年03月14日 15:35

ルビ財団は、ウェブサイトに自動でふりがな(ルビ)を追加する機能「ルビフルボタン(β版)」の無償提供を開始した。
インターネットの普及により、高齢者や障害者、外国人を含むあらゆる人にとってウェブサイトは重要な情報源となっている。4月1日から施行される改正障害者差別解消法では、民間事業者にもウェブアクセシビリティの合理的配慮の提供が義務化される。
2023年に設立したルビ財団は、ふりがなの普及・活用を促進することにより、国語能力及び知的好奇心・思考力の向上に寄与するとともに、あらゆる人が暮らしやすい多文化共生社会づくりを目指している。今回、ウェブサイトを閲覧する子ども、外国人などの漢字を読むことが苦手な人に対してアクセシビリティを確保・向上することを目的に、自動でルビを追加する機能「ルビフルボタン(β版)」の無償提供を開始する。
「ルビフルボタン(β版)」は、既存のウェブサイトのHTMLソース上にコードを一行追加することで、ルビ表示のオンオフを切り替えられるボタンを追加することができ、閲覧者は、ウェブサイトに表示されるボタンを押すことで、サイト内の漢字にルビを振ることができるようになる。
なお今回、サステナビリティへの取り組みを進めるニッセイアセットマネジメントが「ルビフルボタン(β版)」を先行導入した。コーポレートサイトのサステナビリティページ内のボタンを押すとルビが表示される。