2024年03月08日 19:52

FUJIは、特殊浴槽メーカーのアマノと介護施設や病院の浴室での移譲介助に利用可能な防水タイプの移乗サポートロボット「Hug L1-01WP」を共同開発。3月より受注を開始する。

高齢化社会の進展に伴い、介護負担の軽減がますます重要となっている。FUJIはこれまで、移乗サポートロボットHUGを開発。累計で約4000台を販売し、移乗介護現場の負担、特に介護者の離職理由の一因である腰痛の軽減に寄与してきた。一方で、浴室内の移乗および立位姿勢のサポートについても施設スタッフの身体的負担は大きく、HUGが浴室内で利用できないかという要望が多く寄せられていた。

こうした背景のもと、FUJIでは浴室での移乗に特化した新製品として、防水仕様である「Hug L1-01WP」の開発を進めてきた。このたび開発された新製品は、シャワー対応の高い防水性能(IPX6)を備え、湿気や水のある環境で使用可能。準備は寄りかかるだけ。サイズは現行機種L1と同じで、誰でも簡単に操作が可能となっている。シャワーチェアなどの入浴機器への移乗をサポートし、介護者の負担を軽減。安定した立位姿勢を保持し、入浴前の予洗いや肌ケアに対応している。

「Hug L1-01WP」(定価168万円/台)は、2024年度は50台、2025年度は100台の出荷を目指す。2024年3月より受注を開始し、販売開始時期は5月頃を予定。詳しくはこちら