2024年02月14日 16:23

千葉県銚子市で不動産事業を展開する大樹不動産は、新たに分散型ホテルを手掛けるまちづくり事業として「3.9 miles project」を立ち上げた。

銚子市内では、居住実態のない戸建や活用できていない土地を所有している人が多く、同社ではどのように活用するべきか、また、メンテナンス等に金銭的もしくは人的コストをかけており良い解決策がないかと相談を多く受けてきたという。そうしたなか、そのような空き土地や空き家を同社が引き継ぎ、価値ある施設として生まれ変わらせることで地域の魅力を発信していけるところに可能性を見出した。

このたび、銚子の外川エリアを初動の取り組みの地として、宿泊施設を複数立ち上げ、分散型ホテルとして推進する。新たな商売への挑戦に際して、物件探しや内装等の初期投資費用に対して敷居の高さを感じている人も多いため、希望に沿った不動産の選定のみならず初期段階の内装やリノベーション費用も一部提供。それにより、挑戦する人が前向きに新たな商売や事業活動が始められ、まちづくりに参画できる機会を創出する。

この取り組みを推進することで、地域に新たな新規開業者や事業者が増え、前例をもとにUターンや移住者が増えることに繋がる。さらに同社では、地元の学生の職業観や将来像として、地域に根差した取り組みをしたいという選択肢を持つ人が増えると期待している。