CUBICStarsは、全細胞3次元解析の試薬キットの製造、並びに販売を2024年1月より正式に開始する。

同社では全細胞解析技術CUBIC法を用いた3次元イメージングを通じて、創薬プロセスの効率化に貢献するべく、これまで大手製薬会社様を中心にCROサービスを提供してきた。CROサービスを通じた製薬会社様への技術導入が進む中、より多くのユーザーが簡易に3次元イメージングを技術導入できるよう、試薬キットの自社での製造・販売を開始する。

本製品は組織・臓器の3次元イメージング技術「CUBIC」法を用いた研究用試薬として、一細胞解像度での3次元解析を実現する。従来の創薬研究では、臓器や組織の断面を顕微鏡で観察するのが一般的だったが、この方法では全体像や細胞間の相互作用を捉えるのが困難。また、2次元の断面画像では網羅的かつ定量的な情報解析が難しく、薬剤の効果や安全性、疾患のメカニズムを正確に理解することには制約があった。

「CUBIC」法の活用により、非臨床研究における解析を2次元切片から3次元全細胞へと革新。従来観察が難しかった血管などの立体構造を精密にイメージングし、視覚的に観察することが可能になる。これらの技術革新により、研究開発効率の大幅な改善が期待されている。オーダーフォームはこちら。