2023年12月08日 16:04

SANKO MARKETING FOODSは、12月9日・10日に、第63回全国矯正展(全国刑務所作業製品展示即売会)にて、網走の「監獄牛」のお弁当とテイクアウト商品を販売する。

「全国矯正展」では、全国の刑事施設(刑務所等)において、受刑者が社会復帰を目指して刑務作業に取り組む姿や作業内容についてPR。実際に受刑者が制作した刑務所作業製品の展示し、即売するイベントとなる。コロナ禍の中、しばらくの期間中止をしていたが、この度12月9日と10日に第63回「全国矯正展」として東京国際フォーラムにて開催する運びとなった。その「全国矯正展」にて、同社では法務省「霞ケ関一丁目食堂」として、「監獄和牛」を使った弁当を販売する。

「監獄和牛」は、網走刑務所の「刑務作業」で育ったブランド牛。網走刑務所は全国の刑務所の中で唯一牛の飼育に取り組んでいる。「監獄和牛」は広大な牧場でのびのびと育った牛は濃厚で甘みが強く、柔らかな食感が特徴。受刑者は、刑務所から約7キロ離れた刑務所用地「二見ケ岡農場」の宿泊施設に住み込み、約100頭の牛を飼育している。

この農場には受刑者の逃走を防ぐ塀がないため、飼育に携わるのは仮出所が近い人たち。元々は素人だが、近年は専門職員の指導を受けてレベルも上がり、日本食肉格付協会の等級で最高ランクの「A5」を獲得する牛も出てきた。昨年は出荷した21頭中8頭の枝肉がA5評価を獲得した。価格は「プレミアム監獄和牛丼」が1000円(税込)など。