2023年12月01日 15:55

若手クリエイターを支援するクマ財団では、奨学金制度の名称を変更。AIツール活用を歓迎する「クリエイター奨学金(AI)」として、12月1日から8期生募集を開始する。

クマ財団は、2013年の設立以来、返済義務を負わない年間120万円の給付型奨学金制度を通じて、美術から建築まで、29に及ぶ分野における累計339名の若手クリエイターを支援してきた。AI技術の台頭によって大きな変革期を迎える今、クリエイターもまた表現やあり方に転換を迫られる立場にある。

同財団ではAI技術は創作活動の本質に影響を与えるものではなく、むしろ人々の新たな創造の可能性を切り拓く機会である、と考えている。これらの考えから、第8期生となる本年度は、奨学金の名称を「クリエイター奨学金(AI)」へと変更した。これは、予測困難な時代の変化に対応する能力を耕し、育み、生き抜くことに重点を置く、クマ財団から次代のクリエイターに向けたひとつのメッセージとなる。

「クリエイター奨学金(AI)」は、学生クリエイターを対象とした返済義務を負わないクマ財団の奨学金制度。選考はこれまでと変わらず、ジャンル不問で、25歳以下の学生クリエイターが対象。AIによる変革期を迎える今、クマ財団はAIを活用して創作に新たな次元を加えようと試みるクリエイターを積極的に応援する。応募要項やエントリーについて詳しくはこちら