2023年11月16日 16:14

大阪府池田市の池田呉服座は、創業130周年を記念し、「池田呉服座 130周年 記念週間」を実施する。その中で、「桂福龍、三遊亭好青年による日本語落語と英語落語」を、日本語落語で12月21日の15時と、22日の13時30分の2回、英語落語で12月22日18時30分より行う。
桂福龍さんは、桂福団治さんの弟子で、日本国内だけでなく、フィリピン、ラスベガス、サンフランシスコ、ハワイ等、落語の魅力を世界に発信している。三遊亭好青年さんは、笑点の三遊亭好楽師匠の弟子。最近はNHK BSとNHK WORLDの「My Job in Japan」でも司会とナレーションを務めている。外国人のプロ落語家2人が英語落語会を行うのは、日本初=世界初。料金は各落語会、一般3000円、学生2000円。
池田呉服座は、かつて大阪の池田市に存在した伝説の芝居小屋で、地方巡業の歌舞伎や落語、講談、漫才など様々な演芸が行われていた。昭和44年に閉館し、解体後は愛知県の明治村で復元公開され、昭和59年には国の重要文化財に指定。現在は、かつての池田中央シネマの場所に、その優れた建築様式を再現した新たな呉服座が建てられ、旅芝居や様々な演芸を楽しむ場として期待されている。
130周年記念週間には、130年前からの芝居小屋で、Web3ベースのキャラクタが実際に動くデジタルなショーや、外国人や女性の芸人によるダイバーシティ(多様性)な伝統芸能が復活する。詳しくはこちら。