2023年11月13日 13:01

日本フィランソロピック財団は、11月13日、「FCC災害用キッチンカー基金」の第1回助成先募集を開始した。

日本フィランソロピック財団は、社会貢献事業への資金提供を目的として、寄附を募り、それを基金として管理運営し、助成や奨学金・顕彰などを行う事業を行っている。

日本では災害発生時に、行政、警察、消防、自衛隊などの公助に加えてボランティアなどが被災地に入り救助・支援に当たる。しかし、避難所における食の支援は、菓子パン、おにぎり、カップ麺、揚げ物中心のお弁当等、炭水化物中心で塩分の高い食事が多く、被災者の心身の不調につながっていくことが指摘されている。

「FCC災害キッチンカー基金」は、災害時に迅速に駆けつけ、被災者の健康維持に大切な栄養に配慮した温かく安心・安全な食事を提供できるキッチンカーの強みに着目し、日本ではまだ見かけることが少ない災害用キッチンカーの活用が広がって欲しいとのおもいで設立された。コースA(平時)「普及啓発支援」では、災害用キッチンカーが機動的に活動できるための普及啓発に係る非営利事業に助成(1団体あたりの助成金額:上限500万円、採択団体数:2〜3団体程度を予定)。コースB(発災時)「静岡県発災時緊急支援」では、静岡県で災害が発生した際の、災害用キッチンカー出動事業に助成(1団体あたりの助成金額:上限100万円、採択団体数:2〜3団体程度を予定)。

公募期間は11月13日〜2024年1月12日17時。

募集情報