2023年10月16日 09:48

方角は、東京2025デフリンピックに向け、雰囲気応援可視化システム「ミルオト」の開発を始動する(企画:方角、技術提供:アイシン・早稲田大学)。

「ミルオト」は、オノマトペを使用したスポーツの場面で活用する情報保障サービス。まずは、東京2025デフリンピックに向け、リアルタイムで競技等の音をモニターに擬音表示させ、生観戦でもLIVE配信でも楽しめる環境を構築する。その一環として、まずは卓球競技の可視化に挑戦しており、今後他競技にも展開していく予定だ。

「ミルオト」は、ユニバーサルなエンタメの拡張をミッションに、耳が聞こえない人・聞こえづらい人を音の世界で取り残さず、視覚情報への変換システムで新たな音の楽しみ方の可能性を拡げていく。このシステムはあくまでも当事者視点ファーストで開発を進め、デフアスリート・聴覚障害者・聴者など様々な視点からの意見をもとに、デフスポーツの普及、スポーツ観戦環境のバリアフリーを進め、デフリンピックの成功と一助となるべく、活動していく。

公式SNSのアカウントでは、東京2025デフリンピックに向け、誰もがスポーツで楽しめる世界を作っていく様子を発信する。また「ミルオト」だけではなく、デフリンピックの情報やデフアスリートと絡んだ企画を通して、デフスポーツ競技全体の普及にも繋げ、デフリンピックのレガシー形成に貢献していく。なお、「ミルオト」は、10月17日~20日にかけて行われるCEATEC2023に出展し、実証する。

「ミルオト」公式Xアカウント / 公式Instagramアカウント