2023年10月13日 12:45

大泉工場は、様々な当事者目線を取り入れた、みんなでつくる、みんなが使う「みんなのトイレ」をオープン、10月11日に大泉工場の敷地「OKS CAMPUS(オー・ケー・エス・キャンパス)」でみんなのトイレのお披露目会を開催した。
鋳物の街として栄えた川口市領家5丁目。「OKS CAMPUS」は、かつて鋳物工場だった3000坪の工場跡地を、今までにない新たな創造の可能性を見出す場所として再活用。キャンパスから発信するさまざまな体験を通して、人や環境にとってポジティブな気づきときっかけを与える場を目指している。2022年より環境整備も開始。より訪れる人々に楽しんでもらえる環境づくりにも着手している。
「OKS CAMPUS」に訪れる子どもを連れた親や、パートナーの介助をしたい夫婦など、従来のトイレでは不便や困難を感じる声を聞く機会が増えてきた。外出先として「OKS CAMPUS」を選んでくれた人々が笑顔でいられる環境を提供し続けていきたいと考えている。今回オープンした「みんなのトイレ」は、トイレという区切られた場所をつくるのではなく、みんなが集う場所との境をなくし、オープンスペースとすることで性別ごとの設備という意識を解消することを目指した。大地、海、太陽をイメージした緑、青、オレンジをテーマカラーとして個室内をテーマカラーのグラデーションで塗装することですべての個室が異なる色にしている。これはすべての違いを当たり前に受け入れる場所であることを表している。
所在地は、埼玉県川口市領家5-4-1。