2023年10月10日 15:26

public and co(パブリックアンドコー)は、おかえり社と共同で、10月10日より「材木座コミュニティコンポストプロジェクト」を開始する。最初の取り組みとして、パブリックアンドコーが運営する鎌倉市材木座にある関係案内所「はつひので」に、みみずコンポストを設置する。

埋め立てがごみ処理の主流となっている海外では、生ごみを堆肥化するため一次処理を家庭に義務づけたり、自治体が生ごみの回収とその資源化に取り組んだりする地域が増えている。一方で、日本の国土は狭く、人口の減少もあり、ごみの焼却施設の新設や維持管理をできる地域は限られている。処理方法のひとつである堆肥化に関しては、居住空間が狭い共同住宅ではコンポストの設置スペースの確保が難しい、また家庭で処理した際の堆肥の活用方法がないといった課題も。

そこで、コミュニティ単位で共同でコンポストを運営し、家庭からのごみ排出量の削減と、堆肥化してコミュニティのガーデンへと還元する循環サイクルの生成に寄与したいと本プロジェクトを開始した。

プロジェクト第1弾では、廃材でつくったみみずコンポスト「mimicom(みみこん)」を、「はつひので」に設置し利用者に開放する。堆肥が収穫できたら「はつひので」のプランターでのハーブ栽培や、パブリックアンドコーが管理する鎌倉市内のファームで野菜栽培に活用する予定。堆肥収穫イベントや、野菜のシェアなども検討している。詳しくはこちら